料理の世界で学んだ、素材を大切にすること
私の原点は、料理の世界にあります。調理師製菓専門学校を卒業後、伝統的なフランス料理を提供するレストランで働き、食材を余すことなく使い切る考え方や、ひと皿に込められた技術、食べる人の時間を豊かにする料理の力を学びました。
料理は、ただお腹を満たすものではありません。誰かを想い、素材と向き合い、手をかけることで、人の心まで満たすもの。そのことを、料理の現場で教わりました。
母の死をきっかけに気づいた、食の力
本当の意味で「食の大切さ」と向き合うようになったのは、母を亡くしたことがきっかけでした。大切な人の命と向き合ったとき、日々の食事がどれほど私たちの体と心に関わっているのかを、強く考えるようになりました。
もっと早く知っていたら。もっと日常の中で、体にやさしい食事を選べていたら。そんな想いが、私の中に残りました。
そこから、マクロビオティックに興味を持ち、独学で学び、資格を取得しました。そして「食事で家族の健康と命を守る術」を多くの人に伝えたいという想いから、料理教室とカフェを始めました。
健康によいだけでは、きっと続かない
料理教室や37cafeでお客様と向き合う中で、何度も感じたことがあります。健康に気をつけたい。家族には安心できるものを食べさせたい。でも、我慢ばかりの食事は続かない。
「からだに良い」だけでは、人はなかなか幸せになれない。やっぱり、おいしいこと。食べた瞬間に、ほっと笑顔になれること。それがなければ、毎日の食は楽しくならない。
だからこそ私は、健康的でありながら、ちゃんと心まで満たされるスイーツをつくりたいと思うようになりました。

